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危険!置き換えダイエットの落とし穴について

執筆者: 成田 瑞希(管理栄養士)
[記事公開日] 2022-12-15 [最終更新日] 2023-02-22
世の中には多くのダイエット方法があってどれをやれば良いか分からないですよね?
今回は、その中の1つである「置き換えダイエット」の方法やメリットについてお話します。自分に合っているかを考えて頂くための参考にご活用ください。
[ 目次 ]
危険!置き換えダイエットの落とし穴について

置き換えダイエットとは・・・

置き換えダイエットとは、普段の食事の一部を低カロリーの食べ物や飲み物に置き換えるダイエット方法です。

1日1~2食を低カロリーなものに置き換えることで、1日の摂取カロリーを抑えることができます。
ドラッグストアやスーパーなどで、置き換えダイエット用の商品がたくさん販売されているので、毎日の食事のカロリー計算が苦手な方でも、手軽に始められるダイエット方法です。

ダイエットは、摂取カロリーを消費カロリー以下にしなければ痩せることはできません。
ダイエットで一番大変なのは食事制限ですよね?

そこでおすすめなのが、置き換えダイエットです。

1日1食を置き換えるだけなので、それほど時間もかかりませんし、手抜きで1食分を置き換えることも可能です。
置き換えダイエットは、確実に痩せる方法なのです。(個人差はあります。)
ちなみに、1kgの脂肪を落とすのに7,200㎈の費用がかかります。

このダイエットの効果を確実に実感したいのであれば、夜に行うのがおすすめです。
夜食べてすぐ寝ると脂肪として蓄積されやすいので、夕食を置き換えることで、脂肪になる可能性を低くすることができるんです。

置き換えダイエットのメリット

置き換えダイエットのメリットとして、目に見えて効果が出るということが挙げられますが、この効果は短期間で得られるものです。
夕食を置き換えると、1週間後には、お腹の脂肪が減るなど、体に変化が現れ始めます。
もちろん、継続は力なりということで、まずは2週間、置き換えダイエットに挑戦してみましょう。

ちなみに、目安としては、運動をせずに置き換えダイエットをした場合、2週間で1~2kgの減量になるそうです。
また、ダイエット食品を使わない場合でも良いことがあります。
その理由の一つが自分で置き換えダイエットのメニューを作るということです。

自分で食事を作ることで、自分の体のこと、バランスの良い食事とはどんなものか、どの食材が体に良いのかなどを考える時間が増えたという方もいらっしゃいます。
普段の食事も栄養バランスを考えて食べれば、栄養不足になることもなく、置き換えダイエットで起こる肌荒れや便秘などのトラブルから体を守ることができますよ。

置き換えダイエットのデメリット

置き換えダイエットでは、3食食べることができますが、1食の量が減るため、「もっと食べたい」「物足りない...」という気持ちから、ついついこちらも食べてしまう人が多いようです。
ダイエットはやり方を間違えると、失敗したり、体に負担をかけたりすることがあります。

例えば、早く痩せるために3食を一気に置き換えたり、置き換えない食事の量を半分に減らすなど、極端な食事制限をする人が多いようです。
極端な食事制限は、エネルギー不足になったり、集中力が低下したり、ストレスが増えたり、体に悪い影響を与えるので、正しい方法で行うようにしましょう。

置き換えダイエットで体にエネルギーが足りなくなると、筋肉を分解してエネルギーを作るため、筋肉量が減少することがあります。
筋肉量が減ると、代謝が悪くなり飢餓状態になります。筋肉量が減ってしまった後、通常の食事に戻すとリバウンドの原因になります。
筋肉量を減らさないためには、卵などの「たんぱく質」を積極的に摂ることです。
また、たんぱく質不足は肌荒れの原因にもなるので、置き換えダイエットの際は必ず取り入れましょう。

また、もう一つのリバウンドの原因は、「食事の戻し方」が間違っていることです。
置き換えダイエットをすると、体はエネルギーを脂肪として溜め込みやすくなってしまいます
タンパク質不足の置き換えダイエットは、筋肉が減って代謝が悪くなるため、リバウンドの原因になることがあります。
たんぱく質不足にならないよう、良質な大豆を原料としたソイプロテインがおすすめです。
危険!置き換えダイエットの落とし穴について

ソイプロテインを飲むタイミングは・・・

ソイプロテインを飲むタイミングは、カロリーを多く摂取する必要のない夕食時です。
市販の置き換えダイエットは、たんぱく質が主体です。
そのため、ダイエット中は栄養成分が偏りがちです。
そのため、健康維持のためには、ビタミン・ミネラルの摂取も重要です。

重要なポイント!

置き換えダイエットをする期間を決めましょう
まずは1週間~1ヶ月、慣れてきたら2ヶ月、3ヶ月と延長していきましょう。
普段の食事で栄養バランスがとれている方は、3ヶ月以上続けても大丈夫です。

3ヶ月を過ぎると、体がダイエットに慣れてきて、体重が変化しない「停滞期」が訪れます。
「停滞期」になると、やる気がなくなり、ダイエットをあきらめたくなることもありますよね?
そんな「プラトー期」に入ったら、置き換えの回数を減らし、摂取カロリーを少しずつ増やして、リバウンドを防ぎましょう。
暴飲暴食はリバウンドを加速させるので、暴飲暴食をせずに栄養価の高い食事と運動で現在の体重を維持することに専念しましょう。

まとめ

置き換えダイエットは手軽で簡単ですが、デメリットを踏まえた上で始めましょう。
置き換えダイエットは誰でも簡単にできるダイエット法なので、多くの人がチャレンジしていますね。
デメリットを理解した上で正しいダイエットを行い、美ボディを手に入れましょう。
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