朝ごはんをしっかり食べて痩せ体質に！朝ごはんが必要な理由とは？について

朝ごはんを食べることで、1日の基礎代謝量が増えます。胃腸の動きが活発になり、体全体が目覚め体温を上げてくれるためです。

また、午前中元気に活動するために必要なエネルギー源の補給になります。朝ごはんを抜くと脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足し、仕事や勉強などの作業効率が悪くなる可能性があるのです。

朝ごはんを抜くことで、その空腹感による昼食の食べ過ぎを助長し、一気にエネルギー源を取り込むことで急激な血糖値の上昇を招きます。

エネルギーの摂り過ぎ、インスリンの過剰分泌により、糖は一気に細胞内に取り込まれ脂肪として蓄積されてしまうのです。朝ごはんを食べる人と食べない人を比べると、朝ごはんを食べない人の方が糖尿病の発症リスクは高いことが分かっています。

これらのことから、朝ごはんを食べることで、痩せやすい体づくりと糖尿病などの生活習慣病予防にもつながることが分かりますね。

せっかく朝ごはんを食べるのであれば、1日頑張るぞという思いも込めて体に良い食品を選びたいものです。

朝ごはんにおすすめなのは、食物繊維を多く含む食品やたんぱく質です。

ご飯やパンは血糖値を上げやすい食品ですが、玄米や雑穀米、ライ麦パンや全粒粉パンなど食物繊維が多く含まれるものを選ぶことで血糖値の上昇はゆるやかになります。

サラダや果物なども、食物繊維やビタミン類が豊富なので取り入れると良いですね。

また、たんぱく質は血糖値を上げにくい食品で、筋肉や皮膚など体づくりのために欠かせません。意識しないと不足しがちな栄養素ですので、朝から積極的に摂っていきたいです。

例として、「卵かけごはんとお味噌汁」、「パンとゆで卵・サラダや果物」など簡単に準備できるものを選ぶと良いでしょう。

しっかり朝ごはんを食べた方が体に良いということは分かっているけれど、食事を準備する時間があるならもっと寝たい、朝は食欲がわかないという人もいらっしゃるかと思います。

そんな人は、“食事の質”よりまずは“毎日朝ごはんを食べる習慣づくり”から始めてみてはいかがでしょうか。

簡単に準備できる即席のスープや市販のお粥、菓子パンでも良いです。牛乳やバナナ、温泉卵、ヨーグルトなど簡単に栄養補給できるものもおすすめです。

バランスの良い食事を摂ることも重要ですが、まずは少量でも朝ごはんを食べるという習慣をつくることが大切になってきます。

朝、食欲がない原因の１つとして夕食の時間が遅いことがあげられます。寝るまでに消化が間に合っておらず、胃腸に負担がかかっている場合があります。

夕食は就寝の２～３時間前までに済ませること、夕食の時間が遅くなる場合には食事量を調整したり、食事内容を工夫することが望ましいです。

スープやお豆腐、野菜たっぷりの鍋などは低カロリーで消化にかかる時間も比較的短いのでおすすめです。

脂質の多いお肉や揚げ物は、消化に時間がかかり胃もたれを起こしやすいので、夕食が遅くなった場合は特に避けるべき食品です。

また、朝・昼に食べたものは食後エネルギー源として利用されますが、夕食後はほとんどの場合寝るだけですので、不要なエネルギーは脂肪として蓄積されてしまいます。

ご飯や麺類などの炭水化物についても、控えめにすると良いですね。

朝ごはんをしっかり食べて、夕食は控えめにすることが痩せやすい体づくりのポイントとなります。

朝ごはんは不足する栄養素や水分補給のために必要であり、基礎代謝量の増加、血糖値の安定などに関わっています。必要なエネルギー源を確保しつつ、健康的で痩せやすい体へと導いてくれます。

バタバタして朝ごはんを食べる時間がなかったり、食欲がわかないという人は少量からでも良いので何か口にする習慣をつくることから始めましょう。

習慣化できたらその次に、血糖値の上がりにくい食品を選んだり、不足しがちなたんぱく質を取り入れるなど食事の質に意識を向けてみると良いです。

朝ごはんを気持ちよくいただく為にも、夜ごはんに何をどのくらい食べるか。という選択がとても重要になってきます。