ナンバーサプリのウィズメディカ倶楽部 vol.202603

ウィズメディカ
よくある質問初めての方へ会員登録ログイン買い物かご

ナンバーサプリのウィズメディカ倶楽部 vol.202603

ウィズメディカ倶楽部 > vol.2026-03

納豆で始める、錆びない体へのアンチエイジング

執筆者: 橘田 絵里香(形成外科医)
[記事公開日] 2026-01-31 [最終更新日] 2026-04-07
肌のくすみが気になる、手足の先がいつも冷たい、夕方になると靴がきつい……。
そんなお悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。
日本の食卓に古くから親しまれてきた「納豆」。
そのネバネバ成分には、内側からの健康を支える可能性が指摘されており、アンチエイジングの観点からも世界中の研究者の注目を集めています。
[ 目次 ]
納豆で始める、錆びない体へのアンチエイジング

血液の「巡り」気をつけてますか?

人生100年時代と言われる現代、私たちが目指すのは、「健康寿命」を延ばすこと。単に長生きするのではありません。いつまでも健やかに活動できなくてはなりません。

その鍵を握るとされているのが、全身を駆け巡る「血管」の健康状態、そして血液がスムーズに巡っているかどうかです。

健康寿命を伸ばすにあたり、筆者が外来で口を酸っぱくして言っているのが、高価な化粧品や美容医療、エステ、話題の健康法などを試す前に、日々口にする食材をまず見直すべきということ。
昔から「体にいい」と言い伝えられてきた食品には、経験的に支持されてきた理由があります。世界中で研究が進められているスーパーフード「納豆」も、その一つです。

今回は、現在わかっている科学的知見をもとに、納豆の可能性と、日常生活への取り入れ方について解説します。

なぜ「巡り」がアンチエイジングの鍵なのか?

巡りを整えることは具体的に、美容と健康のあらゆる面でポジティブな連鎖を生み出します。

血管を通る血液は、体内にある約37兆個の細胞に酸素や栄養を届け、老廃物を回収する重要「ライフライン」を担っています。この道がスムーズであることで、細胞の働きが正常に近づき、美容や健康のさまざまな側面に関与すると考えられています。

1. 「肌の透明感」とターンオーバー

どれほど高級な化粧品を使ったところで、届くのは角質まで。肌細胞に栄養を運ぶのは血液=肌深部の問題です。

「最近、顔色が良くなった」と感じる変化は、血流環境が整ってきたサインの一つと考えられます。

血流が滞ると、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れやすくなり、古い角質やメラニンが排出されにくくなることがあります。この正体が「肌のくすみ」。この状態が続くと、せっかくのスキンケアの実感が得られにくくなってしまいます。


2. 「冷え」と「むくみ」との関係

血液は全身に体温=熱を伝達する役割も担っています。冷え性は、末梢血管の血行不良が大きな原因とされます。血流がスムーズに保たれることで、指先や足先まで温かい血液が巡るようになり、滞っていた余分な水分や老廃物の回収を助け、手足の冷えや夕方のむくみ軽減につながります。

3. 「脳の健康」との関係​​

アンチエイジングは、見た目だけの問題ではありません。脳を健康に保つことも重要です。

脳は体の中でも多くの血流を必要とする臓器であり、血流環境の影響を受けやすいとされています。近年では、納豆が脳の健康維持に関与する可能性についても研究が進められています。
納豆で始める、錆びない体へのアンチエイジング

「血液ドロドロ」その正体と納豆との関係

私たちの血液中には、怪我をした際に出血を止めるための「フィブリン」というタンパク質が存在します。これは本来、体を守るために不可欠な成分です。

しかし、ストレスや加齢、食生活の乱れなどが重なると、フィブリン形成が過剰になることがあります。こうした状態は、一般的に「血液ドロドロ」と表現される状態の一因であり、血流環境の悪化を通じて、健康や老化に影響してしまう病態の一つです。

若い年代では、体内でフィブリンを分解する働きが十分に保たれていることが多い一方、加齢とともにその働きは低下していくと考えられています。
そうしたなか、納豆は、体内の血液循環を妨げる要因に関与すると考えられている成分にアプローチし、血流環境をサポートすることが期待されています。

偶然の発見から始まった「ナットウキナーゼ」研究

納豆のネバネバに含まれる酵素「ナットウキナーゼ」は、1980年に須見洋行博士によって報告されました。
試験管内の実験で、人工的に作成したフィブリンに納豆を加えたところ、分解が確認されたとされています。
この現象から、納豆菌が大豆を発酵させる過程で生成される酵素が「ナットウキナーゼ」と名付けられました。
現在では、ナットウキナーゼはフィブリン分解に関与する可能性を持つ成分として研究が進められている段階であり、人体内での作用については、引き続き検証が必要とされています。
納豆で始める、錆びない体へのアンチエイジング

納豆が苦手な場合の選択肢

納豆やナットウキナーゼは、血流や血管の健康を考える上で注目されている食品成分の一つです。

納豆そのものには、納豆菌による整腸作用や、大豆由来のさまざまな栄養素を摂取できるといった利点があります。
ナットウキナーゼについては、まだ解明されていない点も多く、医薬品のような治療効果が確立されているわけではありません。

一方で、「納豆のにおいや粘りが苦手」「毎日食べるのが難しい」という方もいるでしょう。
そのような場合、ナットウキナーゼを含むサプリメントを補助的に活用するという選択肢もあります。

サプリメントは、医薬品のような治療効果を目的としたものではなく、あくまで食生活を補う位置づけではありますが、
運動、睡眠、食事バランスといった基本的なライフスタイルや体調に合わせ、賢く製品を選美、無理なく取り入れることで、長期的な健康維持の助けとなりうる手段の一つです。この機会にぜひ、見直してみませんか。
納豆で始める、錆びない体へのアンチエイジング

丈夫な骨を作ろう。骨粗鬆症予防のための食事

執筆者: 山田 あゆみ(管理栄養士)
[記事公開日] 2023-05-28 [最終更新日] 2026-02-09
骨のために何か意識してされていますか?骨は、わたしたちの体を支え、脳や内臓などを守り、カルシウムを貯蔵するといった大切な役割があります。
現代の日本人はカルシウム不足といわれています。カルシウムは、体の働きやホルモンの分泌を促す働きがあります。不足すると、骨や歯が弱くなり、骨折などのリスクもあります。高齢者は寝たきりにつながってしまうこともあるので日ごろから意識してみましょう。
[ 目次 ]
丈夫な骨を作ろう。骨粗鬆症予防のための食事

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症(骨粗鬆症)とは、骨の量が減って弱くなり骨折しやすくなる病気のことです。骨粗しょう症自体では骨がもろくなるだけなので、痛みはありません。しかし転ぶなどのちょっとした刺激で骨が折れやすくなります。
骨粗しょう症は、だいたい40歳くらいの年代から発症しやすくなります。また、女性は閉経するとリスクが上がります。高齢者では注意していきたい疾患の1つです。


特に骨折しやすいといわれている場所が4つあります。
①背骨(脊椎の圧迫骨折)
②太ももの付け根の骨(大腿骨頸部骨折)
③手首の骨(橈骨遠位端骨折)
④腕の付け根の骨(上腕骨近位部骨折)


骨粗しょう症には症状がありません。症状がないため気づかない方も多くいらっしゃると思います。
・最近、背中が丸くなってきたな
・年齢を重ねるごとに背がが縮んできた
・立ち上がる時に背中や腰が痛む
などがある場合は、骨粗しょう症を疑ってみましょう。

積極的に取りたい栄養素

骨粗鬆症の予防として積極的に摂りたい栄養素を6つ紹介します。

①カルシウム
②タンパク質
③ビタミンD
④ビタミンK
⑤イソフラボン
6マグネシウム
です。それぞれについて詳しく紹介します。

①カルシウム
カルシウムは骨や歯、血液の材料になります。
カルシウムが不足してしまうと骨や歯の強度が落ち、骨粗しょう症や骨折のリスクが高くなります。

カルシウムは骨と血液中に存在しています。わたしたちの身体は血液中のカルシウム濃度を一定に保つ仕組みがあります。
血液中のカルシウム濃度が下がると、不足した分を補うために、骨に蓄えられていたカルシウムが溶けます。その結果、骨の中がスカスカになり、骨粗しょう症になってしまいます。


②タンパク質
こちらも丈夫な骨を作るのに欠かせません。
タンパク質の中でもコラーゲンは、骨の形成に深く関わっています。
コラーゲンは骨の体積の50%を占めています。カルシウム同様に骨の成分になる栄養素です。さらにコラーゲンには、カルシウムが骨に沈着するのを防ぐ作用もあります。コラーゲンをしっかりとって骨の強度アップを目指しましょう。

③ビタミンD
ビタミンDは、カルシウムと一緒に摂取することで小腸での吸収を促進します。
そして、血液中のカルシウムを骨に運んでくれる役割もあります。

④ビタミンK
ビタミンKは、コラーゲンの働きを活性化させてくれます。
また、カルシウムが尿に出てしまうのを防ぐ作用もあります。

⑤イソフラボン
イソフラボンは大豆などに多く含まれています。女性ホルモンの「エストロゲン」に似ている作用があります。
イソフラボンは、骨からカルシウムが溶け出してしまうのを防ぐ作用があります。
骨がもろくならないようにし、骨粗しょう症予防に繋がります。

⑥マグネシウム
マグネシウムは、骨を構成する栄養素です。また、骨に吸収されるカルシウムの量も調節してくれます。
カルシウム:マグネシウムの割合は2:1がよいと言われています。
体内のマグネシウムの量が減ってしまうと、つられてカルシウム量も減ってしまうので注意しましょう。

積極的に食べたい食品

・乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)
乳製品はカルシウムが多く含まれています。体内での吸収率も高いと言われているので積極的に取り入れて欲しいです。

・干ししいたけ、鮭、いわし丸干し
魚類やキノコ類にはビタミンDが多く含まれています。ビタミンDは食品からと太陽の光(日光)を浴びることでも生成することが可能です。毎日少しの散歩を取り入れるのも良いでしょう。


・納豆、菜の花、小松菜、モロヘイヤ
豆類・野菜類にはビタミンKが豊富に含まれています。特に、緑黄色野菜や葉物に多く含まれているので積極的に食べてみましょう。

・大豆、大豆製品
大豆や大豆製品はイソフラボンが多く含まれています。大豆製品には、豆腐や豆乳・きなこなどがあります。

・アーモンド、玄米、ほうれん草、かつお
ナッツ類や玄米、魚類にはマグネシウムが多く含まれています。他にもほうれん草などの野菜類のほか、ひじき・あおさのような藻類にも豊富に含まれます。
丈夫な骨を作ろう。骨粗鬆症予防のための食事

注意したい食品

過剰に摂取することで、カルシウムの吸収を阻害してしまうものがあります。

・加工食品などに含まれる保存料
清涼飲料水や加工食品、インスタント食品、スナック菓子、ジュース類などに含まれる保存料です。
加工品などには、リン酸塩が多く含まれています。リンはカルシウムと同様に、骨の形成に欠かせない成分です。
しかし、多量に摂取するとかえってカルシウムの吸収を阻害する作用があります。

・コーヒーやアルコール
コーヒーやアルコールは利尿作用があります。カルシウムは尿と一緒に排出されてしまいます。あまりに頻度が多いとカルシウムが不足してしまいます。
また、アルコールは肝臓に負担がかかります。それにより、カルシウム吸収を阻害してしまうこともあります。

・塩分の多い食品
塩に含まれるナトリウムはカルシウムと結合して排尿を促す作用があります。
ナトリウムが尿と一緒に排出されるときには、カルシウムも一緒に流出してしまいます。
塩分の多い漬物や佃煮などの摂取はほどほどにしましょう。

・食物繊維の多い食品
良いイメージの多い食物繊維ですが、摂りすぎには注意です。
食物繊維は、体内での糖質・脂質の吸収を抑える作用がありますが、摂りすぎてしまうとその他の栄養の吸収まで妨げるおそれがあります。
しかし、身体にとって良いことも多いので、適量しっかり摂りましょう。

丈夫な骨を作ろう。骨粗鬆症予防のための食事

まとめ

いかがでしたか。健康でいるためには一生かかせない骨です。日ごろから食事に骨に良い食事を心がけて骨密度を高め、骨粗しょう症を予防しましょう。
ページ先頭へ