ずっと座る、ずっと立つ――その働き方が「老け」の原因に!?
執筆者: 橘田 絵里香(形成外科医)
[記事公開日] 2025-06-27 [最終更新日] 2025-07-03
今月は、そのメカニズムを詳しく説明いたします。
[ 目次 ]

「なんとなくの不調」スルーしていませんか?
「なんとなく疲れが抜けない」
「夕方になると足がパンパン」
「最近、集中力が続かない気がする」
そんな不調を抱えていませんか?
そして「年齢のせいかな」「夏バテかも」と片づけてしまう……。
でも実は……、その不調の原因、「あなたの働き方」にあるかもしれません!
その「働き方」とは、「座りっぱなし」「立ちっぱなし」。
同じ体勢を、長時間続けるライフスタイルです。
こうしたスタイルを長年継続し、そのまま無対策でいると、代謝低下や血流障害、さらには「老け」にまでつながってしまうことも……!?
今月は、そのメカニズムを詳しく説明いたします。
「忙しくて対策する時間がない」「働き方なんて急に変えられない」というそこのアナタ、ぜひチェックしてみてください。
「夕方になると足がパンパン」
「最近、集中力が続かない気がする」
そんな不調を抱えていませんか?
そして「年齢のせいかな」「夏バテかも」と片づけてしまう……。
でも実は……、その不調の原因、「あなたの働き方」にあるかもしれません!
その「働き方」とは、「座りっぱなし」「立ちっぱなし」。
同じ体勢を、長時間続けるライフスタイルです。
こうしたスタイルを長年継続し、そのまま無対策でいると、代謝低下や血流障害、さらには「老け」にまでつながってしまうことも……!?
今月は、そのメカニズムを詳しく説明いたします。
「忙しくて対策する時間がない」「働き方なんて急に変えられない」というそこのアナタ、ぜひチェックしてみてください。

「座りすぎ」「立ちすぎ」が身体に与える意外なダメージ
日本人の平均座位時間は、1日7〜9時間とも言われています。リモート/在宅ワークが浸透しつつあったコロナ禍を経て、オフィス出勤が復活されている方も多くいらっしゃるようですが、それでもまだ多くの方が「長時間座って働く」もしくは「長時間の立ち仕事」というスタイルのどちらかに偏りがちではないでしょうか。
実はこの働き方が、全身の巡りや体調、そしてその先の「老け」に直結(!)しているのです。
人間は二足歩行ゆえ、重力に逆らって血液を運ばなくてはいけません。この「人間だけの特殊性」が、肩こり、腰痛、足のむくみなどを引き起こす要因となります。ここが他の四足歩行の動物たちと大きく違う点です。
心臓から出る血管=動脈はその名の通り、血管そのものが脈を打ち、そのポンプ作用で血液を送り出すことができます。問題は心臓に戻す方の血管=静脈の方。こちらはポンプ作用がなく、周囲の筋肉が動かないと心臓へ血液が戻りません。その結果、さまざまな体調不良、ひいては老化につながってしまうのです。
実はこの働き方が、全身の巡りや体調、そしてその先の「老け」に直結(!)しているのです。
人間は二足歩行ゆえ、重力に逆らって血液を運ばなくてはいけません。この「人間だけの特殊性」が、肩こり、腰痛、足のむくみなどを引き起こす要因となります。ここが他の四足歩行の動物たちと大きく違う点です。
心臓から出る血管=動脈はその名の通り、血管そのものが脈を打ち、そのポンプ作用で血液を送り出すことができます。問題は心臓に戻す方の血管=静脈の方。こちらはポンプ作用がなく、周囲の筋肉が動かないと心臓へ血液が戻りません。その結果、さまざまな体調不良、ひいては老化につながってしまうのです。
座りっぱなし・立ちっぱなしで起こる身体の変化
ずっと座っていると、太ももやふくらはぎなどの筋肉使用量が減ってしまいます。結果、脚の血流が心臓に戻りにくく、下半身に滞留しがちになります。これが「むくみ」の正体です。
特に夕方になると「脚がむくむ」「靴がきつくなる」などの症状が、まさに「むくみ」によるものです。
また、座り姿勢では股関節が圧迫されて血流が阻害されます。股関節には体内の水分を血液に戻す「関所」に当たるリンパ節が豊富に存在しますので、ここが滞ってしまいます。
また、下半身に血流が滞留する=老廃物が心臓に戻らないことを意味します。血液は定期的に心臓に戻ることにより、その温度を一定に保つのですが、血液循環が悪くなることで、その機能も活用できなくなります。
ゆえに、さらなる冷えや倦怠感につながってしまうのです。
脚の老廃物がうまく排出できない、血液の温度が一定に保てない、その結果、新陳代謝は低下し、太りやすくなり、肌のトーンやハリにも悪影響を及ぼすことになります。
さらに長期間続くと、脚の静脈がブヨブヨに伸びてしまい、筋肉が縮んでも心臓に血液が戻りにくくなってしまう=静脈瘤などといった症状を生じてしまいます。静脈が広がってしまうと、そのサイズが戻ることはほぼ不可能となってしまい、生涯に渡って悩まれることとなってしまいます。
立ちっぱなしも実は危険で、座りっぱなしの方同様、血液が下に溜まりやすくなる結果、むくみ・だるさや、下肢静脈瘤や腰痛、関節炎といった慢性トラブルの要因となりえます。
「一日中立ち仕事だけど、移動してるから大丈夫」と思っていても、レジ打ちや接客など、じっと同じ姿勢の時間が長い方、要注意です。
特に夕方になると「脚がむくむ」「靴がきつくなる」などの症状が、まさに「むくみ」によるものです。
また、座り姿勢では股関節が圧迫されて血流が阻害されます。股関節には体内の水分を血液に戻す「関所」に当たるリンパ節が豊富に存在しますので、ここが滞ってしまいます。
また、下半身に血流が滞留する=老廃物が心臓に戻らないことを意味します。血液は定期的に心臓に戻ることにより、その温度を一定に保つのですが、血液循環が悪くなることで、その機能も活用できなくなります。
ゆえに、さらなる冷えや倦怠感につながってしまうのです。
脚の老廃物がうまく排出できない、血液の温度が一定に保てない、その結果、新陳代謝は低下し、太りやすくなり、肌のトーンやハリにも悪影響を及ぼすことになります。
さらに長期間続くと、脚の静脈がブヨブヨに伸びてしまい、筋肉が縮んでも心臓に血液が戻りにくくなってしまう=静脈瘤などといった症状を生じてしまいます。静脈が広がってしまうと、そのサイズが戻ることはほぼ不可能となってしまい、生涯に渡って悩まれることとなってしまいます。
立ちっぱなしも実は危険で、座りっぱなしの方同様、血液が下に溜まりやすくなる結果、むくみ・だるさや、下肢静脈瘤や腰痛、関節炎といった慢性トラブルの要因となりえます。
「一日中立ち仕事だけど、移動してるから大丈夫」と思っていても、レジ打ちや接客など、じっと同じ姿勢の時間が長い方、要注意です。

今すぐできる!簡単セルフケア
座りすぎの健康リスクを軽減する方法として、「60分〜長くても90分ごとに1分立ち上がる、または歩く」が推奨されてはおります。
が……、
実際には会議中や集中作業中にそんなにこまめに立てないのが現状だったりしますよね。
だからこそ、「もっと現実的な対策」が必要かと思います。次に例をあげてみますね。
★エレベーター待ちの1分で「つま先立ち」「足踏み」10回
かかとを上げ下げするだけで、ふくらはぎのポンプ機能を刺激し、血流がグンとよくなります。
足踏みできればなおよし。
足首をぐるぐる回す・かかとを上げ下げするだけでもむくみと疲労感がだいぶ変わってきます。
★「貧乏ゆすり」は、実は医学的に◎
「落ち着きがない」「行儀が悪い」と思われがちな貧乏ゆすりですが、実は体の「そろそろ動いて血液循環させてほしい」サインだったりすることはご存知でしたか?
実は貧乏ゆすり、下肢の血流改善・エコノミー症候群予防に効果があるとされています。
長時間座らざるを得ない場面では、足をリズミカルに揺らすだけでも「座りっぱなしの害」をやわらげる手段になります。静かに、バレない程度に、こっそり活用してみてはいかがでしょうか。
★着圧ストッキングの着用
医療用である必要はなく、市販のものでも構いません。ぜひ試してみてください。
が……、
実際には会議中や集中作業中にそんなにこまめに立てないのが現状だったりしますよね。
だからこそ、「もっと現実的な対策」が必要かと思います。次に例をあげてみますね。
★エレベーター待ちの1分で「つま先立ち」「足踏み」10回
かかとを上げ下げするだけで、ふくらはぎのポンプ機能を刺激し、血流がグンとよくなります。
足踏みできればなおよし。
足首をぐるぐる回す・かかとを上げ下げするだけでもむくみと疲労感がだいぶ変わってきます。
★「貧乏ゆすり」は、実は医学的に◎
「落ち着きがない」「行儀が悪い」と思われがちな貧乏ゆすりですが、実は体の「そろそろ動いて血液循環させてほしい」サインだったりすることはご存知でしたか?
実は貧乏ゆすり、下肢の血流改善・エコノミー症候群予防に効果があるとされています。
長時間座らざるを得ない場面では、足をリズミカルに揺らすだけでも「座りっぱなしの害」をやわらげる手段になります。静かに、バレない程度に、こっそり活用してみてはいかがでしょうか。
★着圧ストッキングの着用
医療用である必要はなく、市販のものでも構いません。ぜひ試してみてください。
「老けるのは歳のせい」じゃない!?
昨今の抗加齢(アンチエイジング)医学会では「老化は病気の一種」という言葉が飛び交うようになってきました。老化は年齢や遺伝的要素が原因となることは3割ほどで、あとの7割は「生活習慣によるもの」だというのです。
つまり、老け込む原因は、年齢だけではなく「その働き方」あると。
忙しい毎日だからこそ、「なんとなく不調」をそのままにせず、今すぐできることから変えてみる。それが、未来の自分への一番の健康投資となりえます。ぜひ今、この瞬間から実践してみてくださいね!
つまり、老け込む原因は、年齢だけではなく「その働き方」あると。
忙しい毎日だからこそ、「なんとなく不調」をそのままにせず、今すぐできることから変えてみる。それが、未来の自分への一番の健康投資となりえます。ぜひ今、この瞬間から実践してみてくださいね!

















