ナンバーサプリのウィズメディカ倶楽部 vol.202408

ウィズメディカ
よくある質問初めての方へ会員登録ログイン買い物かご

ナンバーサプリのウィズメディカ倶楽部 vol.202408

ウィズメディカ倶楽部 > vol.2024-08

夏休み!旅行先でできるアンチエイジング対策

執筆者: 橘田 絵里香(形成外科医)
[記事公開日] 2024-06-27 [最終更新日] 2024-07-03
今年も夏がやってまいりました!夏のご予定はお決まりでしょうか? 今回、取り上げるのは「旅行先でのアンチエイジング」。旅先という「特別な環境」下において、効果的にアンチエイジングを実践する方法について掘り下げて参りましょう。
[ 目次 ]
夏休み!旅行先でできるアンチエイジング対策

まずは紫外線対策

心身をリフレッシュする絶好の機会である夏の旅行ですが、美容と健康を保つためのアンチエイジングケアも忘れたくないですよね。

旅先で、普段より紫外線への曝露が増える方もいらっしゃることと思います。紫外線はシミやシワを筆頭とした、肌の老化現象を生じさせる主要因です。が、その影響は肌のみならず!
紫外線は体内に活性酸素を発生させ、ストレスや疲れの要因にもなってしまい、全身の老化を引き起こす因子にもなりうるということ、ご存知でしたか!?

紫外線予防は
・日焼け止めを塗る
・日焼け止めを飲む(※塗る日焼け止めとの併用が原則です)
・物理的遮光(帽子やサングラス、日傘、UVカット効果のある衣類の着用)
・日差しそのものを避ける(日陰で過ごす、朝方や夕方以降に外出する、など)

といった手法が代表的ですが、それを羅列するのみでは、わざわざこちらをお読みいただいている意味がないというものですよね。

筆者の私がここで強調したいポイントは塗る日焼け止め+もう一つ以上の手段を組み合わせていただくということです。

日焼け止めを塗らずに他の手段で、というオプションは、ありません。笑
一歩でも外に出るのであれば、SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを塗る、というのは必須中の必須です。問題の焦点となるのはこれだけで済ますか、それとも…ということです。

日焼け止めは、たとえこまめに塗り直していたとしても、汗で落ちてしまったりで、効果が減ってしまうリスクのあるもの。ですので「バックアップ手段」と言いますか。塗る日焼け止めに加え、他の手段併用することで、より強い効果を得ることができます。一番お手軽なパターンが塗る日焼け止め+物理的遮光でございましょう。私は沖縄に赴任していた1年間、こちらの手段でシミ1つ作ることなく乗り越えることができました。ぜひお試しいただきたいと思います。

旅行は適度な運動のチャンス!

日頃どうも運動不足がちでも、旅行中は適度な運動をするチャンスです。なんといっても、観光地を歩き回ることで自然と運動量を増やす機会があるわけですから。ポイントは100%体力を使い切るのではなしに「もうちょっと動けるかな」というレベルで止めておくことです。

宿泊先でエクササイズプログラムに参加する機会もあるかもしれません。以前「アクティブレスト」について書かせていただいたことがあるのですが、いつもと違う環境で簡単なストレッチや体操をすることで、むしろ疲れが取れやすくなる効果も期待できます。

旅行中も苦にならない、お手軽なお肌ケア

夏の旅行先において、実は普段より、飛行機内の乾燥、外気と室内の気温の変化によって、肌が汗で湿っているものの、お肌内部は乾燥しているという状態になりやすい状況にあります。
ここで保湿ケアを徹底したいところ、ではあるのですが、ただでさえ楽しいイベントが目白押しで、お肌のケアに時間を割くことが難しかったりする局面も、あるかもしれません。筆者がまさにそうです(笑)。ここで大事なことは「確実に押さえねばならないところをモノにする」ということ。


日焼け止めやメイクは絶対落として寝る!:まず何よりコレです。クレンジングをしないで寝るのは歯を磨かないで寝るのと同じくらい、と考えられてください。今のご時世、潤い成分を落としすぎず、メイクや汚れをしっかり落とす製剤は世にたくさん出ております。最悪、落とすだけ落として、そのまま何もせずでも、落とさないで寝るよりましかも!?なレベルです。ぜひ押さえておきたいポイントです。

ローションパックの活用: 旅行中のお肌に一番大切なのが「肌に水分を入れること」。肌に水分が十分入ってこそ、乳液やクリームなどの油分で「フタをする」ことの意味が出てきます。夜のスキンケアにシートタイプのパック製剤を取り入れると「何か他のことをしながら」集中保湿が可能で、一石二鳥です。シートタイプのパック製剤には化粧水がマスクになったローションパックと、美容液がマスクになったシートマスクがあるのですが、筆者のおすすめは化粧水が染み込ませてあるタイプの製品です。洗顔後、何もしていない状態のお肌にパックをつけて15分。製品によってはこれだけでも十分潤ってしまうものも(!)。旅行先ごとに「ご当地パック」販売している有名メーカーさんもあり、その地でしか手に入らないパックを楽しむのもいいですね。ぜひ活用してみてください。
夏休み!旅行先でできるアンチエイジング対策

温泉旅行じゃなくても!入浴でリフレッシュ

温泉地やスパリゾートでリラックスとリフレッシュを計る場合はもちろん、それ以外の旅行地でも、入浴によるリフレッシュ効果を得ることは可能です。

筆者は旅先のホテルを選ぶ際、バスタブを備えているホテルを優先して選びます。バスタブにお湯を貯められる環境さえあれば、自宅からお気に入りの入浴剤を持参したり、ホテルの備品を利用してバブルバスにして、もうそこからがスパタイム!

夏の暑い時期でも、シャワーのみで済まさず、バスタイムと取り入れることで、アンチエイジングにグッと近づくこと間違いなしです。

何よりリラックスとストレス解消!

そもそも旅行することそのものがリラックスしてストレスを解消し、アンチエイジングを実践する絶好の機会です。日常のこまごましたことはぜひ手放していただいて、目の前の非日常に集中するだけでも、アンチエイジングに繋がるというもの。あとは適度に動いて地元の新鮮な食材を楽しむ、これが何よりのアンチエイジング。
皆様もぜひ、旅先だからこそ可能な方法で、アンチエイジングを実践してみてくださいね!
夏休み!旅行先でできるアンチエイジング対策

便秘を解消する「正しい」生活習慣を教えます!

執筆者: 永田健(消化器内科医)
[記事公開日] 2023-03-23 [最終更新日] 2024-07-03
便秘は日常でよくある症状のひとつです。たかが便秘、されど便秘。若者から高齢者まで便秘に苦しみながら何度も病院に通っている方は大勢います。今回は誰にでもすぐに始めることができる、便秘の「正しい」生活習慣改善療法について解説します。
[ 目次 ]
便秘を解消する「正しい」生活習慣を教えます!

すぐに始めよう!便秘を解消する生活習慣。

排便は誰にでもみられる生理現象であり、快適に排便できない状態は毎日の生活の質をいちじるしく低下させてしまいます。実際に多くの日本人は便秘に苦しんでおり、その割合は27%とも。

近年、便秘患者さんは寿命が短くなるという大規模な研究結果も報告されました。具体的には腎臓病や心血管疾患の発症リスクが高まることが明らかになっています。

たかが便秘とあなどっていると寿命が短くなるなんておそろしいですよね。

便秘治療の基本は生活習慣の見直しですが、間違った方法を行っている患者さんは多くおられます。

実際にわたしが外来患者さんに口酸っぱく指導している全内容をお教えします。

生活習慣の見直しは誰にでもすぐに始められますので、ぜひすぐに始めましょう!

水分摂取は自分の生活スタイルに合わせた量を適切に!

排便しやすい普通便の組成のうち、約7割は水分でできています。そのうちたった1割の水分が足りなくなるだけで排便しにくい固い便となってしまいます。

一般的な成人の水分摂取目安は1.5リットル/日とされていますが、気候やその人の活動度、汗のかきやすさによって必要量は異なります。

漫然と一定量の水分を摂取し続けるのではなく、自分の生活スタイルに合わせ、ちくいち便の性状を確認しながら自分にあった水分量を摂取する事が大切です。

1日3食、とくに朝食は忘れず食べる!

「便がでないからご飯を食べないようにしています」と病院を受診される方がいますが、これは大きな間違いです。

大前提として、食べ物を食べないと排便はうまくいきません。
ダイエットのため食事制限している人に便秘が多いのはこのためです。

食事をして胃に食べ物が入ると胃から腸へ信号が送られます。これをきっかけにして大腸の動きが促され排便へとつながります。食事は排便のスイッチの役割があると覚えておきましょう。

とくに朝起床時には、排便に直結する腸の大蠕動が起きるため、このタイミングで朝食をとることがなにより大切です。うまく排便するチャンスタイムは「朝」なのです!

食物繊維はとりすぎてもだめ!

「便がなかなか出ないから、3食生野菜をたっぷりととっています」よくある便秘患者さまの声ですが、これも大きな間違いです。

食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分類され、性質が異なります。それぞれに、便の形状を整える作用や、不要な脂肪分を運ぶ作用、便の水分を保ち運びやすくする作用などがあります。本来、食物繊維は水溶性と不溶性をバランスよく摂取することで排便促進にとても有効です。

しかし食物繊維を過剰に摂取すると便の体積が大きくなりすぎて、逆に大腸が便を運びづらくなり便秘を悪化させてしまいます。生野菜などは繊維が強くそもそも消化されにくいため、大腸までそのままの形で到達し便を大きくしてしまうのです。

便秘対策として、食物繊維約20g以上の摂取が推奨されていますが、これも人それぞれ便の性状をみながら調整することが大切です。生野菜を摂取するときは、細かく刻んだり、やわらかく調理したりして食べるようにしましょう。

規則正しい生活リズム、睡眠はしっかりとる!

排便と睡眠は密接に関わっています。腸の動きは、副交感神経系の迷走神経と骨盤内蔵系によって促進するように調整されています。逆に交感神経系の興奮は腸の動きを抑えるように作用します。これら自律神経によって腸の動きは調整されているのです。

わたしたち人間は日中、交感神経が優位な状態で活動をしています。そして夜にかけて休もうとするときに、副交感神経が優位になり眠りにつきます。自律神経の正常なリズムを維持するためには、生活リズムのなかでもとくに睡眠が重要です。

睡眠不足による自律神経系の乱れは、排便習慣の乱れに直結します。

毎日の睡眠リズムを整えて、排便リズムも整えましょう。

適度なエクササイズをしよう!

自律神経を整える方法として適度なエクササイズが有効です。適度なエクササイズで交感神経が刺激されたあとに、十分な休息を取ることで副交感神経がより活性化します。このときに大腸の動きも活発になり、排便を促進します。

ポイントは、運動のあとの十分な休息です。

逆に強度が高すぎる運動は、交感神経が極端に優位となり腸の動きを抑制してしまうので注意してくださいね。
便秘を解消する「正しい」生活習慣を教えます!

便意を感じたらがまんしないこと!

便意は、便が直腸に到達したときの刺激が神経を介し脳に伝達することで感じます。そして排便しようと直腸が収縮、肛門筋が弛緩することで一連の排便が完了します。これを排便反射といいます。

このとき、意図的に排便反射の流れを止めてしまうことをくり返していると、直腸の感覚がどんどん鈍くなってしまいます。その結果、便が直腸に到達しても排便反射が起こらず便秘を引き起こします。

したがって、便意を感じたらがまんせずトイレに行き排便することが快適な排便習慣にとってとても大切です。

まとめ

便秘治療において生活習慣の改善はもっとも重要です。今回解説した生活習慣の改善点はすぐにでも始められます。いきなり全てを実践することは難しいと思いますので、できそうなものからトライしてみてくださいね。
ページ先頭へ